☑冷房にあたると冷え切ってしまう。
☑冬場は足が全く温まらずに霜焼けになる。
☑夜中に足がつれる。
<目 次>
・胃腸を温める…
白湯のすすめ
・冷え性の原因
BEST・7
・白湯の作り方
白湯 は…
身体を温めて…
胃腸の 働きを整える
『養生』の飲み物です
白湯はただ熱いお湯とは違う
正しく沸かした白湯は…
ポットで沸かしたお湯や中途半端に温めたお湯とは明らかに違います。
ただのお湯は重い質を持つので、身体に溜まる印象がありますが、
正しく沸かした白湯は非常に軽いのです。
実際にお湯と飲み比べてみると…
白湯の方がまろやかな味わいなのがわかります。
また便秘の改善具合 や身体の温まり具合 が違います。
白湯のもつ 味 軽さ が身体に入ることで胃腸機能が改善し
消化力、排泄力 が高まります。
その結果…
体内に溜まっていた余分なものが燃焼したり、排泄されて身体全体の湿気(毒素)がとれて 胃腸 と 五臓六腑 が本来の機能を取り戻していくのです。
体内に溜まった湿気を…
寒湿・湿熱・痰飲 と言います
寒湿は 便秘 下痢 むくみ 冷え…
湿熱は ニキビ 吹き出物 痛風…
痰飲は 身体の各部位に留まり、肩こり 腰痛 各関節痛…
の原因になります。
冷えは多くの病気を招く
日本人は冷飲食を過剰摂取!
その為に 身体が冷えやすい と言う特徴があります。
白湯は誰でもすぐに
胃腸と身体を温めることができるとてもシンプルで簡単な方法です。
最近では冷え性や低体温は癌や様々な病気を招くと臨床研究がされました。
体温が1度下がると免疫力が数10%下がると言われています。
冷え性改善には先ずは胃腸を温める事が大事です。
胃腸が冷えると機能低下して食べたものがしっかり自分の身になりません。
どんなに身体に良いものを食べたところで 消化吸収の機能がきちんと働かなければ 自分の身体の一部 にならないのです。
胃腸の消化力が弱ると身体を栄養出来ずに 生命活動 の全てが弱ってしまうのです。
この胃腸の働きを助けるのに 白湯 がとても効果的なのです。
胃腸は五臓のバランスを整える
白湯は脾胃の働きを浄化し改善してくれます。
また前述したように胃の消化能力を高めます。
そして止まらない『食欲の自制』にも働きます。
つまり、むやみに食べたくならなくなります。
脾蔵は思い悩む と機能低下します。
脾蔵は胃腸と共に消化吸収排泄を促します(東洋医学では)。
ゆえに白湯は脾胃を元気にすることを通して、自律神経やホルモンのバランスを始め身体のあらゆるバランスを整えてくれる養生に適しているのです。
身体には理想的な状態に戻そうとする自動調整能力(自然治癒力)があります。
この自動調整プログラムは生命の維持のためになくてはならないものです。
生きていれば当たり前のように感じることですが、実は生命科学でもまだ解明できていないとても神秘的なプロセスです。
生命とは全体です
『私』 ということは…
脳や心臓などのパーツを指しているものでないですし、心や感情といった 単体 を指しているわけでもありません。
60兆個と言われる細胞の集合体全体が『私』 なのです。
鍼灸治療や白湯は『自然治癒力』 を生かして、身体のある特定の部分にではなく、生命活動におけるすべての調整能力を高めバランスを整えます。
毒素が溜まると鈍感になる
例えば、甘いものが大好きだと言う人がいたとしましょう。
もし好きだからといってむやみに食べてしまうなら自己自制力が低くなっています。
身体はもう充分だと言っているはずなのに…
その自分の状態に気づくことができないのです。
自己自制力が高い人間は、自分の内側を感じて食べ過ぎたからしばらくやめとこうと判断することができ、常に適切な量や質を好みます。
つまり自己自制力の調整を高めて感覚をクリアにしておくことは、病気の予防や症状の改善にもつながるわけです。
自己自制力が落ちてしまう原因は…
気のめぐりが鬱して 悪くなる
冷えて気のめぐりが 悪くなる
これらの結果に産出されたものを 毒素 と言っても良いです。
精神的なストレス(心の未消化物) や毒素(身体の未消化物が) 溜まっていると 自己自制力が下がって 感覚が鈍くなり自分を見失ってしまいます。
風邪は浄化のサイン
風邪をひいても熱が出ない人は、要注意!!
自然治癒力が活性化して強い人はまず風邪をひきません。
インフルエンザのようなウィルスが体内に入ってきたとしても適切に処理をしますから発病しないのです。
ただある程度弱ってしまい身体が戦わなければいけない状態であれば、風邪を引くこともあるでしょう。
自然治癒力がさらに弱ってしまうと、実は風邪すらひけません。
高齢者に多い症状で風邪のような体調だけれど熱が出ない。
ということがあります。
体内でうまく毒素を燃やすことができないために、熱が出ないのです。
それでも体を休ませる状況を作るために、だるい関節が痛い、など風邪のような症状が出ます。
最近では風邪かもしれないと思ったらすぐに薬を飲む人が多いようです。
しかし、風邪と言うのはある意味体内に溜まってしまった毒素を浄化してリセットしようとする自然のシステムであります。身体が熱を発して毒素を燃やし元の状態に戻ろうとしているのです。
本来しっかり水分をとって肉など食べずに、粗食にしていれば自然と治るものです。
しかしすぐに熱を下げようと薬を飲んでしまうと、逆にいつまでも長引くことがあります。
そしてきちんと休まずに、薬で症状を抑えることを繰り返していると、自然治癒力そのものが弱ってしまうのです。
本来の自然治癒力を取り戻すことが結果的に自分らしい人生を叶えるための最大の近道だということが忘れないでください。
食事の好みが変わる
身体に負担にならないものを好むようになる。
白湯を飲み続けている人からはよく油っぽい物や肉類はあまり食べなくなったと言う声を聞きます。
胃腸のバランスが整ってくると、自分に今必要なものを好むようになるからです。
つまりその時の心の優位性が食べ物の好みを決めるのです。
白湯を飲みつづけて胃腸の調和が円滑になりますと自然に純粋な食べ物を好むようになってきます。
カップラーメンやファーストフード・コンビニ弁当等はすっかり縁遠くなったと言う人も多いでしょう。
飲み過ぎには要注意!
1日に飲む量はコップ5から6杯700から800 CCが目安です
それ以上飲み過ぎると 体内に必要な成分まで 流れ出してしまうので、かえって胃腸の負担になります。
飲み過ぎにはくれぐれも注意してください。
白湯の正しい 作り方
純粋な水を選んでよく沸かすだけ
よくご質問を受けるのが最後作る水についてです。
白湯の効果が1番発揮されるのはより純粋な水。
つまり自然な状態に近い水が良いと言うことです。
完全な水は実は腐りません。
ただ水道水でも十分に効果がありますし井戸水や湧水でも良いのでしょうが大切なのは良く沸かすことです。
とは言っても放射能や汚染物質などは、沸かすだけで完全に浄化されるわけではありませんから、ご自分の納得のいく水を選んで下さい。
用意するものと作り方
①やかん にきれいな水を入れて蓋をし強火にかけます。
このとき換気扇も回して下さい。
②沸騰したらを蓋を取り、湯気が上がりようにします。
このとき大きな泡がぶくぶく立っている位の火加減にします。
③そのまま10分~15分沸かし続けた後、火と換気扇を止めます。
④飲める程度に冷まして、すするようにして飲みます。
残りは保温性ポットなどに入れておきます。
水のようにゴクゴクと飲むのではなく、少しずつすするように飲むのが効果的です。
その方が胃腸への負担がかかりません。
熱いものをフウフウして少し覚ましながら飲むイメージです。
朝沸かして飲みきれなかったものは、ポットに保存してその日の内に飲んでいただければ問題はありません。
ちなみに白湯は…
いわゆる湯冷ましとは違います
飲むときには火傷しないように体調に合わせて調節してください。
朝1番の白湯は欠かさずに飲むのが良いです。
朝目覚めたらまずコップ一杯を5分から10分かけてゆっくり飲みます。
朝一番白湯は、胃腸が温まって身体全体の代謝が上がり、一日の活動に備えます。
また白湯が老廃物を押し流して、腸内をきれいにしてくれるので排泄を促す効果もあります。
食事中にもコップ一杯を
朝昼夕の食事の度に食べながらコップ一杯の白湯を飲むのが理想です。
消化力を高め食べたものが体内へと燃えやすくなります。
体が重い人や痩せたい方は、食間にも飲むと効果大!!
二日酔いも無縁になる
肝臓の動きが復活する。
二日酔いは肝臓の働きが悪かったり弱っているときに起こります。
白湯で胃腸の正常の機能を取る戻せば、自ずと肝臓も元気を取り戻します。
アルコールの分解はまさに肝臓の働きによるものですから肝臓の消化力が高まれば二日酔いはしなくなります。
燃える身体は太らない
胃腸の働きが良ければ、食べたものがよく燃えるようになりますから余計な脂肪は蓄積しません。
つまり代謝力がアップしていると言うことです。
白湯を飲み続けていると自然に体重が落ちていきます
大抵の人は白湯を飲み始めて1ヵ月ほどすると、体重が2~3キロほど落ちています。
さらにスリムになりたいと言う人は、食後の散歩の後に、一杯の白湯を飲むようにすると、効果的です。
まず運動をする前に、数分の食休みを取りましょう。
それから15分ほど軽く散歩をしますぶらぶらとゆっくり歩くだけで構いません。
そして帰ってきたら100 CCから150 CCのお湯を飲むのです。
この散歩後の一杯で消化力が一気に高まり体全体の代謝が活発になります。
昼間に眠くなるのは…
未消化物のせい
日中眠くなるのは胃腸が弱って体に未消化物が溜まっている証拠です。
昼食の食べ過ぎにも注意が必要です。
肌荒れ知らずの美肌に
大人のニキビもきれいに改善
大人になってから吹き出物や肌荒れはなかなか治らずお悩みも方も多いかもしれません。
白湯を飲み始めると赤い吹き出物も出なくなり、肌つやが良くなっていきます。
白湯を飲み続けて胃腸の自己自制力と消化力が高まり、代謝がスムーズに行われているようになれば…
余計な栄養分もため込まずに、生命エネルギーも自ずと増しますから、肌は益々美しくなるでしょう。
下半身のむくみも改善
夕方になると足がむくんでだるくなったり痛んだりすると言う人も、身体に溜まった未消化物が原因です。
食べた物が燃え切らずに、血液中に未消化物として残ってしまうと重く沈んで下半身に溜まります。
夕方以降に足がむくむのはそのためです。
白湯を飲んで血中の未消化物が浄化され血流に滞りが無くなれば、むくみは自然と取れていきます。
むくみは心臓の負担にも…
またむくみがあると言う事は血液全体がスムーズでないから心臓にも負担がかかります。
その為、むくみの症状が長引くと体全体が疲れやすくなります。
こうした人には当然『冷え』の症状もあるでしょうし、場合によっては日中 眠気があったり、太りやすかったり 便秘 だったりするのでしょう。
白湯で 体内の未消化物 を洗い流していくことができれば、上記の症状が改善していきます。
朝の一杯からぜひ始めてみてください。