< 目 次 >
【花粉症状の原因】
『眼の痒み』『喉の痛み』
『くしゃみ』『鼻水』『頭痛』
『顔のかさつき』
【花粉症の症例】
クスリ入らず年々良くなる花粉症
【花粉症と胃腸】
アレルギー疾患と胃腸の関係を知る
【花粉症と睡眠】
寝不足と花粉症の関係を知る
鍼灸医学では『すべての痒みは熱』であると記載。
熱には三つあり
症状の激しい【実熱】
慢性的な 【虚熱】
消耗による 【旺火】
花粉症による痒みは【旺火】が多い。
痒みは火を沈めればピタリと止まる。
花粉症の鼻水は透明であることが多い。
透明の鼻水は【肺熱】を現わし『肺にこもった熱や花粉を取り去ろう』として出た副産物である。
なので鼻水を止めると花粉症は悪化します。
鼻水は熱を取り去ってくれている。
花粉症の『頭痛』や『顔のかさつき』は、冷えのぼせ!
鼻づまりだけでなく頭がスッキリしないのは『のぼせ』の為である。足よりも手が熱い人はのぼせである。
足の『冷え』や『怒り』はのぼせを著しくして花粉症を悪化させます。
36才男性 営業職
昨年の春はゴルフコースで杉の花粉にやられて呼吸困難になり死ぬ思いでした。
毎年春先になると花粉症の症状がひどく薬がかかせませんでしたが、先生の所で花粉症の治療をして、クスリも飲まずに過ごせるほど花粉症が楽になりました。
53才女性 専業主婦
毎年花粉症の時期になると、目が痒くて痒くてたまらなかったのです。
今年は花粉症の治療のおかげで目の痒みは大分楽になりました。
教えて頂いた養生法もしっかりと守っています。
花粉症の鍼灸治療では
・上部に昇った熱【内風熱】を取り去り痒みを治します。
・熱が上部に昇らないように、陰虚【慢性疲労】を補う治療をします。
この治療で『痒み』『くしゃみ』『頭痛』などはから直ぐに解放されます!
※皆様には治療の他に下記の養生を気をつけていただくと花粉症はクスリを飲まずに過ごせます。
花粉症だけではなく
『アレルギー疾患全般は、胃腸の好調・不調が症状の良好を決めます』
・胃腸を疲れせないこと
・充分に休ませること
・物事を考えすぎないこと
が大事です。
夏は薄着にする
冬は厚着をする
春は胃腸を休ませる
これが天地人の養生です!
『下痢』をすると花粉症の症状が悪化します。
本来なら下痢することは、カラダの余分なものを体外へ排出する良い作用なのですが、花粉の時期はお腹を下さないように過ごしましょう。
下痢をすることによってカラダが冷える為です。かならず花粉症の症状が悪化します。
下痢をすると下半身が冷えて、カラダがのぼせます。
前述したように熱が昇ることは『痒み』を発生させるので
下痢をしないように
・過食しない
・冷飲食を食べない
・腹六分にする
・夜遅く食べない
ことが大事です!
睡眠不足は花粉症の症状を激しく悪化させます。
睡眠不足は慢性疲労を招き、冷えのぼせ、お腹の張りと不調、過食、などを招き
胃腸と腎臓機能が低下します。
アレルギー疾患は胃腸の不調が症状を悪化させますから睡眠は十分にとって下さい!
当院で治療を受けている患者さんは、年々花粉症の症状が楽になります。
花粉の時期にはクスリを飲まないと日常を過ごせなかった方も…
今はクスリを飲んではいません
花粉症の原因はなんなのでしょう?
花粉症は陰虚の病です。
陰虚とは主に腎臓の疲労のことです。
五臓六腑で言うと…
腎蔵または心蔵の経絡が不調をおこして発症する病気です。
自分が陰虚なのか知る手がかりは…
朝目が覚めても全然疲れがとれていなくて倦怠感が強い
この方は陰虚です。
疲労を回復する機能である腎蔵の働きが不調をおこしている為に
寝ても疲れはとれません
脈診でも腎臓の不調が顕著に現れます。
慢性的消耗が花粉症を招く
花粉症の発生の前年…
引っ越しや、転職、離婚、受験等、目まぐるしい環境の変化は無かったですか?
その疲れ(消耗)取れきれずにひきづって翌年に花粉症になる人がとても多いです。
花粉症の時期に養生すること
①睡眠はとても大事です
寝不足しますと眼の痒み 喉の違和感は増します。
②冷飲食を止めて腹六分に…
また冷飲食や過食によって鼻水やくしゃみが増加します。
コーヒー・お刺身・お寿司・果物・生野菜・甘いお菓子などは…カラダを冷やします。
花粉の時期は…
11時前には就寝し 身体を温めて 粗食にする
これだけでもずいぶん花粉症の症状が治まります。