早寝早起きして、粗食で腹八分目に食べて、適度に運動して、仕事にやりがいを持ち、家庭円満、友人関係も良好、お金にも余裕があり、毎日常に感謝の気持ちで溢れている。
こんな理想的で穏やかな生活を送っている人は、病気に成り難いかもしれません。
そんな生活は無理!当たり前です!
仮に、このような生活を送っている人がいたとしても、病気にならないとは限りません。
結論として、人はいつでも病気になる余地がある。
これを東洋医学では、未病治と言います。
未病治には大きく、三つの選択肢が有ります。
①病気や老化になるのを、あらかじめ潔く受け入れて、元気なうちに治療する。
②病気になってから治療する。
③症状が出ても、ほうっておく。
様々選択肢が有りますが、私が一番良いと思うのは①番です。
何故ならば、元気なうちに治療した方が当然治癒力も高いので早期に綺麗に病は治まります。
②の病気になってから治療したのでは、まず衰えた治癒力の改善を果たした後に、主病の治療にあたるので、当然治りは遅く、悪くなります。慢性化、後遺症が出るのはこのためです。
③の選択肢は、ほっとけば治ってしまう病も多いので有効ですが、症状の頻度が増したり、増悪した場合にはお勧めしません。
結果的には大病を患う恐れがありますから、医者に行くのが賢明でしょう。
一度病に伏せた人は、今後養生に力を入れるので結局は将来大きい病気を避けることができる。普段から丈夫で体力のある人よりも、最終的には健康寿命を長く維持できる。と言ったことです。うさぎと亀の話にも似ていますね。
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