脈診鍼灸で診る病は気から

病は気から。 いったいどんな意味なのか?

気持ちが弛んでるから風邪をひくんだ!
責任感がないから風邪をひくんだ!
そこそこ感冒の症状が出ても、風邪をひいたと認めなければ、風邪にならないんだ!

会社の上司や監督が良く言いそうな言葉ですが、皆さんはこんな解釈でしょうか?

 

病は気からとは、下記に記述した内因の事を示します。

 

内因について

感情や精神作用による病は東洋医学では内因と言われています。いわゆる、ストレスが病気になると言う事である。※外因に対して内因(風邪は万病の元参考)

人間社会で、ストレス無しに生活するのは難しい。

嫌だな~、めんどくさいな~、ムカつく、悲しいこれらの感情は皆ストレスです。

これらの精神感情を内因と言います。

 

いかにストレスを受けないようにと考えるよりストレスを受けた時に、どのように対応するのかが、大事なのです。


解らない事は無理に解決を探るよりも、一旦時間を置いて思考を寝かせておく事で良いアイディアが出てくる事がほとんどです。
一旦考える事を諦める事は、これから生きていく上で、必要なスキルになる訳ですね。

 

 

 

心の養生法

 

あきらめは心の養生と言う言葉が有ります。
内傷はとりわけ個人の譲れない執着心が大半を占めています。
気晴らしといって、旅行に出かけたとしても、解決ならない事を考えながら時間を過ごしても気晴らしにはなりません。

 

今抱えている考え事を一旦諦めることによって初めて気晴らしになるのです。


また、何かをするときに面倒くさいなと感じては内傷が進みます。

しかしその作業を当たり前で、有り難いと思えて行動することで、辛くない日々を送れます。
そもそも何かをしなければと思うことが、気持ちの重荷に感じてしまう。

 

心の持ちようで、チリのように積る日々のストレスは軽減できると思います。

特に病気になった時には、様々な執着を諦める事によって心の養生になり、病は癒えていきます。

 

病み付きになるという言葉がありますが、この状態はもうすでに病へのベクトルに向かっている傾向で心のコントロールが必要になります。

 

腑に落ちる

腑に落ちるとは…考えがしっくりと受け入れられたことです

腑とは…五臓六腑の腑の事を説明しています


胃は口から入った物が消化吸収しますが…

胃は食べ物を消化吸収するだけでなく、思考も消化するというのが言葉のゆえんです


相手の考えが受け入れられない時に…

胃は消化不良を起こし、胃潰瘍や胃痛になります


相手の気持ちと折り合いがついた時に腑に落ちて解決にいたる


精神作用が病になるという典型的な例です

 

精神作用を主る心主の経絡は胸の中心で交わる。おそらく膻中のツボである。
精神作用を主る心主の経絡は胸の中心で交わる。おそらく膻中のツボである。

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