養生 肉を食べるタイミング
風邪をひいて寒気がして、発熱したら、後は風邪症状に身を任せるのが一番です。
寝る前にお布団の横に着換えを3セットほど置いておくと、発汗後に速やかに着替えられるでしょう。
又熱が下がった後10日間は、動物性タンパク質や味の濃い食事はやめた方が無難です。
なぜなら、熱が再発するからです。
再発した熱は、初回の熱よりも非常に治りが悪く、後遺症も残り易いです。
初回の熱が下がったら、お粥、火を通した野菜で腹八部目に食べて過ごすと予後が良いです。
又喘息の人は、喘息が出始めそうな時には、同様に食事すると喘息発作に至らずにいられます。
調子の悪いときには肉を食べて力をつける。
そんなが概念が有りますが、それは病の回復期では決してありません。
肉は病になる比較的体力がある時に食べると元気になるのです。
医原病とは薬が原因になって発症する病をいいます。
この病は非常に治り難いです。
風邪薬に限らず、頭痛、胃通、生理痛の痛み止めの薬等でも同じ事が言えます。
認識は多くありませんが、カゼをひいて熱ざまし、咳止めを飲んでその後に医原病で肺炎や気管支炎になるのも珍しくありません。
薬は逆から読むと「リスク」になります。
そもそも発熱は体内のウイルスや病原菌と戦うための自然治癒力の尊い働きであり。
咳は体内のウイルスや病原菌を体外へ吐き出す働きをしているのです。
昔、O-157と言う病気がありました。
発熱、嘔吐、下痢が酷い病です。
この時医者に下痢止めを処方された患者差は重体又は死亡したようです。
下痢をして病原菌を体外に出す働きをストップされて、体内で菌が繁殖を続けたからだと言われています。
薬は時にリスクに成りえます。
鍼灸治療を受けながら上手に薬の量を減らしていけたら幸いです。
投薬の際はご注意を!!